読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

理香庵駄文録

興味があること、おもしろいと思ったことを気が向いたときに... 理香庵駄文録へようこそ。

蘇った名機 - SR-T101レストア記(3)

SRT101-30.jpg届いたブツを見た感想は『こりゃすごい(ヒドイ)!』外観は腐食だらけ。シャッターは切れない。レンズは絞りリングを動かしても絞りが動かない。ネジも何か所かない。うーむ。

シャッターダイアルの形状から、後期型であることがわかります。製造番号は230万番台(『23』と命名)。SR-T101の後期型とSRT SUPERは例のギアの素材が変更されているらしいから、ちょっと期待。

SRT101-31.jpg底面カバーを開けてみると、しめしめ、例のギアの素材が新しい。もちろん欠けもなし。

ドライバーの先であちこちつついていたら、突然バシャッと音がした。あれっと思って巻き上げレバーを動かしてみると、なんと動く。恐る恐るシャッターボタンを押してみるとパシャッ!

やった。ラッキー!

SRT101-13.jpg急遽、レストアのベースボディを『16』から『23』に変更。でも、汚いなぁ。塗装も剥げてるし...。じゃ塗るか。

しばしレストアの本筋から外れます。

普通に塗るのもつまらないなぁ。結晶塗装やハンマートーンはシロウトには無理そうだし...。ガンメタなんてどうだろう。

SRT101-10.jpg手持ちのプラモデル用の塗料じゃ心もとないし、さて。あれこれ考えて買ってきたのがこれ。タイヤホイール用の塗料。屋外で油泥まみれになる環境で使う塗料ならちょっとは塗膜は丈夫かな(結果的には期待通りではなかったけれど)。

SRT101-09.jpgボディの凹みは、たたき出すと絶対に失敗する自信があるので、安直にパテ埋め。プラモデル用のパテじゃあんまりかなとタイヤホイール用塗料と一緒に買ってきたのがこれ。硬化後はタップも切れるという優れもの(試してはいませんが)。

SRT101-32.jpg早速凹みをパテ埋め。

SRT101-11.jpg余談ですが、『14』と『16』のロゴ部分です。よく見るとminoltaロゴの文字の太さが違います。レストアに選んだ『16』のほう細い。

SRT101-34.jpgガンメタを吹いたところ。なかなかよさそうです。

SRT101-36.jpg問題はここから。ロゴです。使った塗料はプラモデル用のタミヤエナメルの白。文字だけくっきりと塗るのがなかなかうまくいきません。

塗ってすぐエナメルシンナーでふき取る、乾燥後に爪楊枝ではみ出したところをこそげ落とす、どちらも失敗。やり直すたびに下地のガンメタ塗装はシンナーで完全にふき取ってやり直し。

最終的に採用したのは、下地のガンメタを厚めに塗り、白塗料をはみ出すくらいに塗って完全に乾燥させた後(写真がこのときの状態)、1500番の耐水ペーパで根気よく表面を削るという方法でした。平日の夜、水割りをチビチビやりながら1週間かけてあせらず少しずつやりました。

SRT101-21.jpg最後に、クリアを5回くらい吹いて終了。お化粧直しが済み、部品を組み付けた軍艦がコレ。結局、ガンメタのスプレー1本、使い切ってしまいました。

SRT101-35.jpg次は、ボディの塗装部分の塗り直し。

耐水ペーパで塗装を削り落としてマスキング。このあたりはプラモデルを作る感覚。

SRT101-14.jpg貼革もくたびれていたので張り替えることにしました。接着剤がこびり付いてひどいことになっていたので、こそげ落とします。

SRT101-33.jpg多少傷がついても気にしない。マスキングをして(写真はマスキング済み状態)裏蓋も塗ってしまいます。

SRT101-15.jpg塗装完了状態です。

SRT101-50.jpg貼革は、浅草橋の革ハギレ屋さんで、A4サイズくらいのを200円で手に入れてきました。オリジナルと重ねてカッターで切り抜きます。丸穴は革細工用丸パンチで打ち抜きました。貼るときは両面テープを使いました。本来はゴム系接着剤を使うのでしょうが、作業のしやすさは両面テープのほうが上。耐久性を求めるわけでもないので、安直にやりやすいほうを選択。