理香庵駄文録

興味があること、おもしろいと思ったことを気が向いたときに... 理香庵駄文録へようこそ。

ある俳優の訃報

ニュースサイトにある俳優の訃報が出ていました。

サム・シェパード。73歳。 映画『The Right Stuff』で伝説のテストパイロット、チャック・イェーガーを演じた人物です。

『The Right Stuff』は、アメリカ初の有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」に材を採った作品。米国初の宇宙飛行士に選ばれた、Right Stuff(正しい資質)を持つ7人と選ばれなかったテストパイロットの物語です。

選ばれた7人が宇宙を目指す中、イェーガーがロケットブースターを装着したF-104(正しくはNF-104A)で成層圏へ駆け上がるシーンがあります。これがめちゃめちゃカッコいい。巨大な花火に乗っかって飛んで行くだけの宇宙飛行士と、羽の生えた駿馬を己の手で操るパイロットの違いがそこにありました。

晩年はあのホーキング博士と同じALSを患い、闘病を続けていたのだとか。ご冥福を祈ります。

イェーガーは、ベルX-1 で人類初の音速突破を成し遂げたパイロットとして有名ですが、他に何があるんだろうと、ふと思い立ってチャック・イェーガー本人について調べてみました。

第二次世界大戦では、ヨーロッパ戦線の戦闘機乗り。愛機はP-51マスタング。 すごいのは、1回の出撃で5機を撃墜し「Ace in a day」の称号を受けたということ(5機撃墜するとエースになる)。

終戦までの撃墜機数は11.5機で、その中にはドイツのジェット戦闘機Me262の初撃墜が含まれているのだとか。

第二次世界大戦後は戦闘飛行隊の指揮官としてベトナム戦争に従軍、その後、ドイツ、次いでパキスタンで勤務した後に退役。 驚くべきことに、1997年に音速突破50周年を記念する式典が開かれ、軍歴を飾る最後の公式飛行としてF-15Dに乗り込み、74歳にして自らイーグルを操縦して、50年前と同時刻(10:29)に音速を突破してみせました。

2005年には予備役少将となり、2012年には世界初の音速突破から65周年に、再びF-15Dに乗り(この時は複座の後席)超音速飛行の再現を行ったそうです。89歳ですよ。恐れ入りました。

以上、チャック・イェーガーに関する情報は、Wikipediaを参考にさせていただきました。

イェーガーのことを調べていておやっ!と思ったことがあります。歿年が書かれていないのです。何とご存命でありました。御歳94歳。

サム・シェパードの訃報はお聞きになっただろうか。サム・シェパードに改めて黙祷。

f:id:arkrico:20170802185356j:plain

 写真は、映画で出てきたF-104を再現したものです。事実としてはロケットブースターを積んだNF-104Aなのですが、映画で使われていたのは通常型のF-104Gでした(たぶん)。垂直尾翼のヘタクソな数字も映画の通りです。


にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
にほんブログ村